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EarFun Free Pro レビュー!6000円台でANC対応/高音質のコスパTWSイヤホン

「EarFun Free Pro」は、ワイヤレスオーディオ製品に定評のある中国メーカー「イヤーファン」の6000円台ながらアクティブ・ノイズキャンセリング(ANC)や外音取り込みに対応した完全ワイヤレスイヤホンとなっています。

今回、同製品をEarFun様のご厚意によりご提供いただいたので、レビューしていきます。

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EarFun Free Proの特徴

EarFun Free Proの主な特徴は以下の通りです。GoodポイントとBadポイントに分けてまとめました。

Good

ANC/外音取り込み対応で6000円台

安定のEarFunサウンド

豊富なタッチ操作に対応

イヤーフック付きで外れにくい

Bluetooth5.2で安定した接続

あらゆる方向の水しぶきから守るIPX5

ワイヤレス充電、急速充電対応

Bad

ANCはそれほど強くない(28db)

アプリ非対応、カスタマイズ機能なし

タッチ操作が多い分、複雑

着脱検知機能なし

一言でまとめると6000円台という低価格ながら機能を盛りに盛った製品。音質も安心のEarFunクオリティで抜かりない出来となっています。

EarFun Free Proを開封

EarFun Free Proのパッケージです。深奥るなデザインで、しっかりした作りです。

中身はイヤホン本体・ケースだけでなく、イヤーピース(S/M/L)、イヤーフック(S/M/L)、充電ケーブル、クリーニング用綿棒、解説書等となっています。

ケースは手でしっかり握れるコンパクトサイズなので、かさ張りません。また、表面はガンメタルチックな加工がされた樹脂素材のようです。一方、天面がピアノブラック仕様で指紋が目立ちます。

蓋を開けるとイヤホン本体がお目見え。ガジェット感強めの武骨なデザインです。

イヤホン本体も小振り。重量も片方で約4.5gと軽量なのが嬉しいです。

イヤーフックも付いているのでしっかり固定できます。あらゆる方向からの水しぶきから保護するIPX5もあるので、スポーツ時には向いていそうです。

EarFun Free Proを実際に使ってみて

6000円台とは思えない音質の良さ。通話・通信品質も良し

EarFun Free Proは6000円台と低価格のイヤホンながら、音質は決して悪くありません。

6.1mmのダイナミックドライバーを採用しており、中低音強めのバランスですが決して高音が潰れている訳でもなく、全体的にクリアな音質。非常に良好です。

よくある低価格イヤホンだと、低音を強くして貧弱な中高音を誤魔化すものが多い印象ですが、本機は良好なリスニング体験を提供してくれます。

また、通話品質および通信品質も特に乱れることなく良好。低遅延モードもあるので、アニメやドラマなど動画コンテンツを違和感なく楽しむこともできます。ただし、シビアなタッチ操作が求められる音ゲー等には性能不足です(そもそも遅延の点では、ワイヤレスイヤホンは有線には勝てません)。

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なおコーデックはSBC/AAC対応です。

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ANCは最大28dbカット。騒がしいところでは弱め

内臓マイクでノイズを除去

EarFun Free Proは最大28dbカットのアクティブ・ノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載。

最高クラスの製品なら最大40dbカットのものがあるので、それと比べると物足りない数値。エアコン程度の音ならほとんど聞こえなくなりますが、キーボードをたたく音はあまり低減されません。人の多い場所や電車の中で使うには若干弱めな印象です。

また外音取り込みにも対応。こちらは若干低音を強く感じ、人の声が少々こもったような印象に聞こえます。

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強すぎるノイキャンは野外では危険と隣り合わせでもあるので、一長一短とも言えます。

イヤーフック付きで運動中でも外れにくい

EarFun Free Proは、イヤーフック付きのイヤホンなので耳介にしっかりと固定され、かなり外れにくくなっています。

片方約4.5gという軽さもあり、運動時の使用には最適な製品でしょう。着け心地もよく耳への圧迫感もあまりないと思います。

タッチ操作は豊富。ただし豊富さはデメリットでもある

EarFun Free Proはタッチセンサーを搭載したイヤホンです。これにより、左右のイヤホンを1~3タップ、または長押しなどで様々な操作が可能。操作方法は以下の通りです。

1タップ 音量下げ 音量上げ
2タップ 再生/一時停止/受話/通話終了 再生/一時停止/受話/通話終了
3タップ ANC/外音取り込み/通常 切り替え
通話切替
曲送り
通話切替
長押し 低遅延モード
着信拒否
音声アシスタント(Google/Siri)
着信拒否

以上のように、低価格ながら非常に豊富なタッチ操作に対応。一方、操作の豊富さは覚えることが多く慣れるまで時間がかかりそうです。

また、曲送りには対応しているものの曲戻しには非対応。専用アプリもないので、タッチ操作のカスタマイズもできません。

とはいえ、タッチ操作に対応していても音量の上下ができない製品が多い中、1タップのかんたんタッチで音量操作ができる本機は貴重な存在です。

ワイヤレス充電、Type-C急速充電対応

EarFun Free Proはワイヤレス充電に対応しており、置くだけのストレスフリーな充電が可能です。

また、背面のType-Cポートによる有線充電は急速充電に対応しており、たったの10分間の充電で2時間の音楽再生が可能とのことです。

使用可能時間は、ノーマルモードでイヤホンのみ最大7時間、充電ケース込みで最大32時間。ANCモードならイヤホンのみ最大6時間、充電ケース込みで最大27時間と長めのバッテリー持ちとなっています。

EarFun Free Pro スペック表

EarFun Free Proの主なスペックは以下の通りです。

EarFun Free Pro
ドライバー 6.1mmダイナミックドライバー
接続 Bluetooth 5.2
対応コーデック SBC / AAC
ANC 最大-28db
外音取り込み あり
タッチ操作 あり
その他機能 低遅延モード
音声アシスタント
再生時間
(通常)
イヤホン:7時間
ケース込み:32時間
再生時間
(ANC)
イヤホン:6時間
ケース込み:27時間
防塵防水 IPX5
充電  USB-C有線急速充電
ワイヤレス充電
寸法 67mm x 25mm x 31mm
(ケース)
重量 イヤホン:約4.5g x 2
ケース込み:約42g

EarFun Free Proレビューまとめ:6000円台でこれだけ機能盛り盛りは凄い

EarFun Free Proのレビューをお届けしました。実際に使ってみて感じた主な特徴は以下の通りです。

ポイント

EarFunらしいバランスの取れた音作り

ANC/外音取り込みは普通

着け心地良好で外れにくい

かんたん1タップで音量の上下が可能

タッチ操作に慣れるのに時間がかかる

この他、あらゆる方向からの水しぶきから防御できる「IPX5」防水、たった10分間の充電で最大2時間の音楽再生が可能な急速充電に対応している等、6000円台の製品としてはコスパは抜群に良いです。

耳から外れにくいイヤーフックもあるので、運動時の使用には最適。おまけに音質もこの価格帯ではトップクラスの良さで、付加価値がしっかり高い製品です。

アプリでのカスタマイズやハイレゾ相当コーデックに対応していないことは残念ですが、それを踏まえてもこの価格帯なら最高性能/品質のTWSイヤホンだと思います。

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年間20台以上スマホを購入するスマホの専門家です。特に好きなXiaomiの最新情報や、その他のスマホのお得情報等もお届けします! ↓Twitterでも情報を発信しているので、是非フォローしてください。

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