今週も、スマホやデジタル家電などの実売データを集計しているBCNランキングで「売れ筋Android TOP10」が発表されました。
Galaxyの二つの端末が1・2位を獲得する一方、新たな施策により来週以降はOPPOが大きく伸びを見せそうです。「1円スマホ」情報と合わせて、この記事でまとめます。
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GalaxyやPixelに押されるOPPOだが、好転の兆しあり
BCNランキングの2022年12月5日から12月11日の日次集計データによると、Androidスマートフォンの実売台数ランキングは以下の通りです。
1位 Galaxy M23 5G
SM-M236QLBFSJP(SAMSUNG)
2位 Galaxy A53 5G SC-53C(SAMSUNG)
3位 Pixel 6a(au)(Google)
4位 Pixel 6a(Softbank)(Google)
5位 AQUOS wish2 SH-51C(シャープ)
6位 Reno5 A(OPPO)
7位 Pixel 7(au)(Google)
8位 Xperia 10 IV(ソニー)
9位 Reno7 A(OPPO)
10位 arrows We FCG01(FCNT)
気になるのは、一位のGalaxy M23 5G。今年4月に発売されたSIMフリースマホで、キャリアは取り扱っていません。にもかかわらず3週連続でTOP10入りしており、今週は遂に一位となりました。
先週と先々週はAmazon等のブラックフライデーの影響があったと思われますが、今週一位となったのは、大型家電量販店等の実店舗で安売りが行われているからでしょうか。これについて、情報をお持ちの方は是非お知らせください。
そして、二位にはドコモが販売するGalaxy A53 5G。本機は、ここ数週間にわたって一括1円や10円で購入できる施策が、全国の家電量販店やショッピングモールで行われており、高い人気を保っています。
こうした1円スマホ(または10円や24円等もある)は、文字通り一括1円となるものと、購入から2年後に返却して残債を免除する実質1円のものに分かれますが、元値が5~10万円を超えるものも多く人気スマホの中心になっています。
今回TOP10入りしているものでは、auおよびソフトバンクが販売するGoogle Pixel 6aやPixel 7、ワイモバイル販売するOPPO Reno5 A、ソフトバンクが販売するXperia 10 IVが挙げられます。
Google Pixel 6a
また、OPPO Reno7 Aは、ワイモバイルのオンラインストアが一括4,980円となる年末年始セールを12月15日に開始。PayPay最大6,000円が還元される「新どこでももらえる特典」と組み合わせ、実質0円以下を実現しており、来週以降のランキングで更に順位を上げる可能性があります。
OPPO Reno7 A
現在、ワイモバイルが行っているセール情報は、コチラにまとめています。
なお、AQUOS wish2およびarrows Weは、防水とおサイフケータイを備えながら元値が2万円台と非常に安価なスマホです。そのため、普段からTOP10入りすることが多く、特筆すべきことはありません。
1円スマホの例や、ワイモバイル・オンラインストア年末年始セール等のまとめは、以下をご覧ください。
返却不要で1円となる施策(実店舗)
8月頃から、ソフトバンクが、たびたびXperia 10 IVを端末単体値引+回線契約で一括1円としています。
▽Xperia 10 IV
また、ここ数週間にわたってドコモがGalaxy A53 5Gを端末単体値引+回線契約で一括1円または10円としています。
▽Galaxy A53 5G
これらは、端末そのものが大幅に値引きされているため、単体購入でも一括22,001円(または22,010円)と非常にお得です。
2年後返却で実質1円となる施策(実店舗)
ドコモ、au、ソフトバンクは、iPhone 13(128GB)をやiPhone 13 mini(128GB)を実質1円、23円、24円で販売しています。これは、端末単体値引+回線契約+2年後返却プログラムを組み合わせるものです。
▽iPhone 13(128GB)
▽iPhone 13 mini(128GB)
そのほか、iPhone SE 第3世代(64GB)や、iPhone 12(64GB)や、最新のPixel 7、廉価機種のPixel 6aが実質1円で販売されていることが多いです。
▽iPhone SE 第3世代(64GB)、iPhone 12(64GB)、Pixel 7、Pixel 6a
ワイモバイル・オンラインショップの実質0円以下施策
以上の施策は、いずれも週末の混み合う家電量販店やショッピングモール等で行われている施策です。
一方、ソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルは、オンラインショップでも1円や4,980円でOPPO Reno5 A / 7 Aを販売しています。
さらに、PayPay最大6,000円相当が貰える「新どこでももらえる特典」も行っているため、実質的に0円どころかPayPay分儲かってしまう場合もあります。
OPPO Reno7 A:一括4,980円+PayPay最大6,000円
ワイモバイルの年末年始セールで、OPPO Reno7 A(新品)が最安で一括4,980円となります。詳細は以下の通りです。
シンプルSプラン 加入 |
シンプルM/Lプラン 加入 |
|
新規 | 18,720円 | 14,800円 |
他社から 乗り換え |
8,640円 | 4,980円 |
ソフトバンクから 乗り換え |
26,640円 | |
機種変 | 21,600円 |
以上の通り、薄型軽量で有機ELディスプレイ搭載のOPPO Reno7 Aがお得に購入できます。特に他社からの乗り換えは過去最安値となっているため、セール終了前に売り切れる可能性もあります。
さらに「新どこでももらえる特典」でPayPay最大6,000円相当が貰えます。
なお、回線料金がさらに安いOCNモバイルONEやIIJmioでも2万円を切る価格で販売されているので、回線料金をさらに抑えたい方は以下の記事をご覧ください。
OPPO Reno5 A:一括1円+PayPay最大6,000円
ワイモバイルの年末年始セールで、OPPO Reno5 Aのアウトレット品がお得に。詳細は以下の通りです。
価格 | |
新規 | 1円 |
他社から 乗り換え |
7,980円 |
以上の通り、カメラ性能の良さで人気のOPPO Reno5 Aが最安1円で購入できます。アウトレット品のため数が限られ、しかも非常に安いため、早々と売り切れになる可能性があります。
またOPPO Reno7 Aと同じく「新どこでももらえる特典」でPayPay最大6,000円相当が貰えます。
ただし、アウトレット品のため、端末等にキズ、汚れなどがある場合や、SIMロック解除されている場合があります。また、外箱、保証書及び説明書、付属品(USBケーブルやSIMカード取出用ピンなど)の同梱及び発行は行っていないとのことなので、その点にはご注意ください。
なお、新品をお得に購入したい場合は格安SIMのIIJmioや、OCNモバイルONEがお得。詳細は以下の記事をご覧ください。
一方、こうした1円スマホ競争は公正な競争を妨げたり、転売の横行に繋がることから、総務省や公正取引委員会が問題視。キャリアも過剰な競争を防ぐための方策を前向きに検討しており、「1円スマホ規制」が行われるのは時間の問題と思われます。
ソース:BCN+R