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Amazfit PowerBuds Pro レビュー!姿勢改善や運動系機能搭載のTWSイヤホン

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「Amazfit PowerBuds Pro」は、Amazfit(アマズフィット)ブランドで知られるスマートウォッチ大手「Zepp Health」の完全ワイヤレスイヤホンです。

アクティブ・ノイズキャンセリング(ANC)や外音取り込みに対応しているだけでなく、音楽を楽しみながら運動のパフォーマンスまで分析が可能な革新的な製品で、コンシューマー・エレクトロニクス分野での世界最大級の見本市「CES 2022」で「Innovation Awards」を受賞しています。

今回、実機を同社よりご提供いただいたので、しっかりレビューしていきたいと思います。

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Amazfit PowerBuds Proの特徴

Amazfit PowerBuds Proの主な特徴は以下の通りです。GoodポイントとBadポイントに分けてまとめました。

Good

心拍数モニタリング機能あり

姿勢リマインダー/スマート聴覚保護あり

ANC (最大40db) / 外音取り込み対応

アプリ対応でイコライザー機能あり

ジェスチャー操作対応(カスタマイズも可)

着脱検知機能あり

IP55の防塵防水

Bad

値段が2.3万円と安くない

音質は低音強め。解像感に欠ける

ワイヤレス充電非対応

デュアルデバイス接続非対応

最大の特徴は、ANCや外音取り込み機能がありつつ、姿勢改善や心拍数測定等のヘルスケア機能が充実していることでしょう。他社製品にはない個性を持ったTWSイヤホンです。

Amazfit PowerBuds Proを開封

Amazfit PowerBuds Proのパッケージは、白地のシンプルな見た目です。

中身はイヤホン本体・ケースだけでなく、イヤーピース(S/M/L)、充電ケーブル、解説書等。ほぼフルセットと言っていい内容です。

ケースはさらさらした手触りが心地よい質感で、2万円台のTWSイヤホンとしては小振りです。

背面にはペアリングボタンがあり、底面にはType-C充電ポートがあります。

ケースの上部が蓋になっており、パカッと開けるとイヤホンがお目見えです。

イヤホンはいわゆる「うどん」型で、ケースと同じくさらさらとした質感で肌触りが良いです。

イヤホンのつぼみの部分は、複数のセンサーやマイクを内蔵しているためか、それなりに存在感があります。

また、IP55の防塵防水に対応しているので、少々の雨や汗程度なら安心して使えそうです。

Amazfit PowerBuds Proを実際に使ってみて

ヘルスケア/運動計測機能に複数対応

Amazfit PowerBuds Proは、頚椎に負担が大きい姿勢になっていると教えてくれる姿勢リマインダー機能があります。

一度座る姿勢を登録しておけば、首への圧力状態を測定できます。

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姿勢の悪さは肩こりにも繋がります。Amazfit PowerBuds Proを使っていれば、姿勢が良くない時に教えてくれるわけですね。

Amazfit PowerBuds Proは、聴覚保護の機能も備えています。これは、再生している音楽の音量を測定して、推奨リスニング時間を表示してくれる機能です。

耳は一度悪くなると完全には治りません。この機能があれば、耳の健康も気遣いながら音楽を楽しむことができます。

やずX
自分が普段音楽を聴いている音量が、本当に適切なのかの目安になりますね!

Amazfit PowerBuds Proは、スマートウォッチのような運動系機能も備えています。ランニングの動きを検出して、アプリにデータを保存する機能、運動時に心拍数が高くなり過ぎると教えてくれるアラート機能等があります。

また、運動中のみ音楽の重低音を強調してテンションを高めてくれる機能もあります。

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スポーツやトレーニングを頻繁にする方には、非常に便利な製品です!

ノイキャン/外音取り込み性能は良好

Amazfit PowerBuds Proは最大40dbのアクティブ・ノイズキャンセリングに対応しています。

実際に使用してみても、ノイキャンをオンにした瞬間、周囲の雑音がスッと大きくカットされるのが分かります。高音域については大きくカットされませんが、同価格帯の他社製品と同程度の性能だと思います。

また、シーンに応じて自動で強度を調整する「適応」の他、「旅行」「運動」「屋内スポーツ」と、複数のシーンを想定したモードがあります。例えば、「旅行」では地下鉄や飛行機の運転ノイズを強めにカット、「運動」では人の声をあまりカットしないような調整がされています。

また、外音取り込みも自然な調整で、万遍なく周囲の音を増幅してくれる印象です。

通信・通話品質は良好

Amazfit PowerBuds Proは、ビームフォーミング等のマイクを両方で合計6個搭載しており、 AIによる通話ノイズ軽減アルゴリズムも備えています。

実際に通話で使用しても、相手の声が明瞭に聴こえ使用感は良好です。何度か使っても、突然通信が途切れたり乱れたりといったこともありませんでした。

また、一回ペアリングしてしまえば、以降はイヤホンをケースから取り出すだけで自動でペアリングしてくれます。ただし、デュアルデバイス接続には非対応のため、別のデバイスに接続する際はペアリングし直す必要があります。

価格を考えると音質は微妙。低音強めのドンシャリ系

Amazfit PowerBuds Proは、音質について期待して購入するのはおすすめしません。

決して「酷い」というレベルではないものの、音のバランスは低音が強めのドンシャリな傾向で、高音についての解像感は高くありません。また、コーデックもSBC / AACのみで、ハイレゾ相当のLDACやAptX系などには非対応です。

単純に音の良さで言えば、OPPO Enco Free 2、やDENON AH-C830NCWなどの方が優れていると思います。これらはいずれも1万円台です。

とは言え、最低限の音質は確保しているので、それほど音質に拘らない方であれば特に気にならないでしょう。むしろスポーツには低音が多少強めの方が向いているとも思えます。

音のバランスが気に入らなければ、複数のイコライザープリセットが用意されているので好みのものを選びましょう。また、自分で調整することも可能です。

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通常のイヤホンとしてではなく、ノイキャンや健康管理も含めた「多機能デバイス」であることが魅力です!

圧迫感の少ない着け心地。長時間使用もOK

Amazfit PowerBuds Proは、耳の奥までみっちり押し込まなくても入り口で引っ掛かる感じで、耳への圧迫感があまりありません。

圧迫感の少ない着け心地で、長時間使用しても耳が痛くならなそうなイヤホンとなっています。

うどん部分を押して操作可能。誤操作しにくい押し込み式

Amazfit PowerBuds Proは、左右のイヤホンのうどん部分を長押し、1~3回押すことで音楽の再生/停止と送り/戻り、音声アシスタント、通話応答/拒否といった操作が可能です。

うどん部分を押すと小さなカチッという音が出るので分かりやすく、誤操作してしまう心配も少ないのが利点です。また、イヤホンをタッチして、心拍数やその他の運動データを計測することも可能です。

専用アプリでのカスタマイズにも対応しているので、自分が使いやすいように変えてしまうこともできます。ただし、ボリュームコントロールはできません。

また、着脱検知機能があるのでイヤホンを耳から外すと音楽が一時停止します。この機能はアプリでオフにすることも可能です。

バッテリー持ちはケース込み30時間

充電はケース底面のType-Cポートで行う

Amazfit PowerBuds Proの充電は、ケース背面のType-C充電ポートで行い、ワイヤレス充電には非対応です。しかし、急速充電には対応しているので、たった15分間の充電で最大2.5時間の音楽再生が可能です。

なお、バッテリー持ちは以下の通りです。最長で30時間音楽を再生することができるので、まあまあ良いと言えるでしょう。

ANCオンANCオフ
イヤホンのみ5時間45分9時間
ケース込み19時間30時間
連続通話時間3時間30分-

Amazfit PowerBuds Pro スペック表

Amazfit PowerBuds Proの主なスペックは以下の通りです。

Amazfit PowerBuds Pro
ANCあり(最大40db)
外音取込あり
操作押し込み+タッチ式
フロストホワイト
寸法片耳: 35.2 x 16.7 x 23.4mm
ケース: 60.4 x 47.3 x 25mm
重量イヤホン: 約6.7g x 2
充電ケース: 約42g
充電時間約2.5時間
電池イヤホン1個あたり 68mAh
ケース 510mAh
センサーデジタルマイク×3
PPG光学式心拍センサー×1(右耳のみ)
近接センサー×1、加速度センサー×1
圧力センサー×1
接続Bluetooth 5.0
伝送距離10メートル
防塵防水IP55
アプリZeppアプリ
※タブレット未対応
対応デバイスAndroid5.0またはiOS10.0以降

Amazfit PowerBuds Pro レビューまとめ:健康管理・運動計測機能に魅力を感じるか否か

Amazfit PowerBuds Proのレビューをお届けしました。実際に使ってみて感じた主な特徴は以下の通りです。

ポイント

他社製品にない健康管理・運動計測機能が最大の特徴

ANC/外音取り込みの性能は良好

通話・通信品質は良好

音質に拘る人には微妙

操作感良好。誤操作もしにくい

ANCや外音取り込み、アプリ対応など一応のトレンドを抑えていますが、約2.3万円という価格を考えると、音質やワイヤレス充電、デュアルデバイス接続非対応などの点で決してコスパが良いとは言えない製品です。

しかし、他社製品にない健康管理・運動計測機能を搭載しているので、この点に魅力を感じるか否かが本機の評価の分かれ目でしょう。

「姿勢の悪さが気になる」「肩こりを改善したい」「運動のパートナーになるイヤホンが欲しい」という方には、おすすめできるTWSイヤホンです。

 

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Xiaomiモノづくり研究所研究員(2022年〜)で、スマホの専門家。スマホを実際に使って評価しています。ニュース記事は、信頼性の高いソースを元に独自の視点を加えて書いています。 ↓X(Twitter)でも情報発信中!

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