ガジェット

Amazfit GTR 2 レビュー!とにかくバッテリー持ちが良いハイエンド・スマートウォッチ

「Amazfit GTR 2」はシャオミのパートナー企業Zepp Healthが展開するブランド「Amazfit(アマズフィット)」のハイエンドスマートウォッチです。

今回、Amazfitの正規代理店である株式会社アースリボーン様のご厚意で、実機をご提供いただいたので、レビューしていきます。

Amazfit 日本公式オンラインストア

やずX
やずXです。Twitterもやっているので、よろしければフォローお願いします!

Amazfit GTR 2の良いところ、悪いところ

筆者がAmazfit GTR 2を実際に使ってみて感じた簡単な「良いところ」「悪いところ」は以下の通りです。

良いところ

✅ステンレス製のハードなボディがカッコイイ

余裕で10日以上持つバッテリー

✅鮮やかでクッキリ見えるディスプレイ

✅通話応答、音楽再生に対応

✅Alexa、SpO2等のトレンド機能に対応

悪いところ

GPS精度は微妙かも

✅付属ストラップはあまり高級感がない

✅ウォッチフェイスは多くも少なくもない

✅決済機能なし

日本語の公式サイトもあり、しっかり1年保証もあるので安心なこともポイント。専用アプリ「Zepp」やAlexaも日本語対応しています。

Amazfit GTR 2のパッケージ内容

Amazfit GTR 2のパッケージは四角形で、白地に製品イメージが描かれています。

パッケージ内容は非常にシンプルで、本体、ストラップ(本体に装着済み)、充電ベース(USB Type-A)、取扱説明書のみでした。充電器本体は付属しません。

Amazfit GTR 2の特徴

Amazfit GTR 2は、とにかく見た目がいい

Amazfit GTR 2の大きな特徴の一つが見た目の良さでしょう。同製品はクラシックエディションとスポーツエディションがあり、筆者のものは前者です。

クラシックエディションは本体がステンレスで、ストラップが革ベルト。スポーツエディションは本体がアルミ、ストラップがシリコンになっています。

Amazfit GTR 2クラシックエディションの本体はステンレススチールが採用されており、重厚な輝きがあります。ハードな雰囲気なので、スーツやレザージャケットに合いそうです。

ウォッチ本体に自然に調和する3Dガラスを採用したベゼルレスデザインが非常に美しいです。

ボタンは二つあり、この写真の左側のボタンには好きなアプリ機能を割り当てることができます。

本体の背面には各種センサーがあります。

一方、合皮と思われるストラップはあまり高級感がありません。クリッカー付きで簡単に取り外しできるので、気に入らなければお好みのものに変えてしまうのもありです。

 

Amazfit GTR 2のディスプレイは鮮明で明るい

1.39インチのHDカラーAMOLEDディスプレイは、Amazfit GTR 2の売りの一つ。326ppiと高い画素密度で、非常に鮮明です。

直射日光下もしっかり視認可能でした。よほど日差しが強くなければ、見にくいということもないでしょう。輝度も、周囲の明るさに合わせて自動で調節してくれます。

また、常時表示にも対応しており、デジタル/アナログの両方の表示が可能。ウォッチフェイスと別の表示にしておくと両方使えます。

以上のようにスクロールも非常に滑らかです。

Amazfit GTR 2は通知が見やすい

Amazfit GTR 2は、画面が大きいということもあり、通知ははっきりと見やすいです。どのアプリの通知かも、アイコンが表示されるのでパッと見で分かりやすくなっています。

Amazfit GTR 2のウォッチフェイスは多くも少なくもない

ウォッチフェイスの例

Amazfit GTR 2は、専用のストアからダウンロードできるウォッチフェイスは76種類でした。個人的にはこれくらいあれば十分かと思いますが、もっと用意されている製品もあるので決して多いとも言えません。

Amazfit GTR 2はバッテリー持ちがいい。軽く10日は持つ

Amazfit GTR 2は、公称では14日間の長持ちバッテリー持ちです。

5分ごとのストレス測定、1分ごとの心拍数検出、スクリーンオン時間10秒、持ちあげ表示を敏感設定など比較的ハードな設定にして、就寝時・外出時は必ず着けて1日使用してみたところ、1日のバッテリー消費は約7~9%程度でした。軽く10日間は持つ計算になるので、概ね公称通りと言って良いと思います。

また、更に8時~22時の常時表示もオンにして丸4日間使用しておよそ50%の消費でした。この設定でも1週間持つ計算なので、やはりバッテリー持ちはかなり優秀です。

Amazfit GTR 2はAlexaでの日本語操作に対応

Amazfit GTR 2は、Amazon Alexaに対応しており、ウォッチに話しかけての操作が可能です。勿論、日本語でOKです。

この機能で、アラームとタイマーの設定、天気の確認、スマートホーム デバイスの制御、買い物リストの作成、質問、翻訳などを行えます。また、オフライン音声アシスタントにも対応。スポーツモードをオンにしたり、心拍数モニタリング機能を開いたりできます。

やずX
運転中など、手を使えない時にも便利な機能です!

Amazfit GTR 2は通話機能あり

スピーカー/マイクを内蔵しているので、Bluetoothでスマートフォンと接続していれば、ウォッチ単体で通話に応答し通話することができます。

実際に使用してみると、通話品質は良く普通に通話する分には全く問題ありませんでした。スマートフォンをポケットや鞄から出しにくい時に便利な機能です。

なお、ウォッチから発信はできません。

Amazfit GTR 2は音楽再生可能。ワイヤレスイヤホン接続も

Amazfit GTR 2は音楽再生機能があります。

Bluetoothで接続したスマートフォンの音楽を操作できるだけでなく、ウォッチ本体に音楽を保存しての再生も可能。3GBの音楽ストレージ容量があり、約300~600曲をスマートフォンからウォッチに転送して保存ができます。

しかも、スピーカーを搭載しているためウォッチ自体から音楽を流すことが可能で、ウォッチとワイヤレスイヤホンを接続して音楽を聴くことも可能です。

やずX
イヤホンも変に途切れることなく聴けました!

Amazfit GTR 2は健康管理機能豊富。SpO2計測も

Amazfit GTR 2は、24時間心拍数モニタリングや、異常心拍数アラート、PAI健康評価、睡眠モニタリング、ストレスレベル測定などに対応しています。

アプリでは、これらの詳細なデータを確認することが可能です。

 

睡眠モニタリングについては精度も良く、明らかに寝た時間・起きた時間がずれていることもありません。また、しっかり昼寝にも対応しており、数十分程度の仮眠でもしっかり記録されます。

勿論、血中酸素レベル(SpO2)計測にも対応しています。ただし、計測には1分程度かかり、計測中は腕を動かしてはいけません。

Amazfit GTR 2はスポーツモード90種類搭載

Amazfit GTR 2は、90種類というかなり多種多様なスポーツモードに対応。5ATM防水(水深50mに相当する圧力に対応)でスイミングにも使えます。

 

どのトレーニングやスポーツを何分行ったかという単純な記録だけでなく、運動時の心拍データやラップ計測など詳細なデータが記録され、アプリで確認することができます。

また、編集も簡単でウォッチに使うものを表示、使わない者は非表示にできます。必要なものだけを選びましょう。

Amazfit GTR 2の位置測位性能は微妙

Amazfit GTR 2の位置測位は、GPSとGLONASSに対応。実際に使用してみたところ精度は微妙でした。使用環境は建物の少ない田舎です。

位置測位の精度が比較的良いMi Watchとの比較は以下の通りです。

 

極端に大きくずれているという訳ではありませんが、拡大してみてみるとGTR 2は細かいズレが目立ちます。位置測位の精度をどこまで求めるかにもよりますが、あまり過信してはいけない性能だと思いました。

Amazfit GTR 2のスペック

Amazfit GTR 2スペック表は以下の通り。レビューで用いたクラシックエディションに加えて、スポーツエディションも併記します。

クラシックエディション スポーツエディション
サイズ 46.4×46.4×10.7mm 46.4×46.4×10.7mm
重量 39g(ストラップなし) 31.5g(ストラップなし)
ボディ材質 ステンレススチール アルミニウム
バンド素材 レザー シリコン
ベルト幅 22mm 22mm
防水グレード 5ATM 5ATM
ディスプレイ素材 AMOLED AMOLED
タッチスクリーン 強化ガラス
+指紋防止コーティング
+ODLCコーティング
強化ガラス
+指紋防止コーティング
+ODLCコーティング
ディスプレイサイズ 1.39インチ 1.39インチ
ボタン 2個 2個
クラスプ クラシックピンバックル クラシックピンバックル
解像度 454×454 454×454
PPI 326ppi 326ppi
バッテリー容量 471mAh(リチウムイオン) 471mAh(リチウムイオン)
充電方法 磁気充電スタンド 磁気充電スタンド
充電時間 約2.5時間 約2.5時間
センサー 光学式心拍センサー、加速度センサー、
ジャイロスコープセンサー、3軸地磁気センサー、
環境光センサ、気圧センサー
光学式心拍センサー、加速度センサー、
ジャイロスコープセンサー、3軸地磁気センサー、
環境光センサー、気圧センサー
接続 WLAN 2.4GHz、Bluetooth 5.0 WLAN 2.4GHz、Bluetooth 5.0
スピーカー
マイクロフォン
リニアモーター
セット内容 時計本体(純正バンド含む)/専用充電器/取扱説明書 時計本体(純正バンド含む)/専用充電器/取扱説明書
対応デバイス Android5.0またはiOS10.0以降 Android5.0またはiOS10.0以降
アプリ Zeppアプリ
※タブレットはZeppアプリ未対応
Zeppアプリ
※タブレットはZeppアプリ未対応

Amazfit GTR 2レビューまとめ:しっかりバッテリーが持つハイエンドウォッチ

良いところ

✅ステンレス製のハードなボディがカッコイイ

余裕で10日以上持つバッテリー

✅鮮やかでクッキリ見えるディスプレイ

✅通話応答、音楽再生に対応

✅Alexa、SpO2等のトレンド機能に対応

Amazfit GTR 2(クラシックエディション)の実機レビューをお届けしました。

ハイエンドのスマートウォッチだけあって見た目の良さは流石。加えて、バッテリー持ちの良さと機能盛り盛りな点が特徴で、十分に楽しめる製品です。

一方GPS精度の甘さやウォッチフェイスの決して多くはない数など、詰めの甘さを感じるところも。また決済機能もありません。

とは言え、通知閲覧・通話・音楽再生・タイマーetc......便利機能はしっかり多く、これらがたくさん詰まっているデバイスが片腕にあるのは単純に便利。バッテリー持ちの良さも本当に素晴らしいです。

なお、日本版の価格は約2.9万円(Amazon、2021/10/27時点)。後継機のAmazfit GTR 3 / GTR 3 Proも発売されており、それぞれ約3.5万円、約4万円。GTR 2 クラシックエディションと違い、両方とも本体はアルミです。

Amazfit 日本公式オンラインストア

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

やずX

年間20台以上スマホを購入するスマホの専門家です。特に好きなXiaomiの最新情報や、その他のスマホのお得情報等もお届けします! ↓Twitterでも情報を発信しているので、是非フォローしてください。

オススメ記事

-ガジェット
-,